| 主役のマッシモトロイージは、予定していた心臓移植の手術を延期してまで撮影に臨んだが、クランクアップの12時間後、41歳の若さで亡くなった。
この映画は彼の最後の作品。 南イタリアの小さな島に、祖国を追放されてイタリアに亡命してきたチリの偉大な詩人パブロネルーダが滞在することになる。世界中のファンから送られる手紙を配達するため、青年マリオ(マッシモトロイージ)が臨時の郵便配達人として雇われる。 手紙を届けるうち、マリオとネルーダは詩を通して友情を深めていく。島の食堂で働く若い娘に恋をしたマリオをネルーダが助け、2人は無事結婚。そんな中、ネルーダの追放令が解除され、彼は夫人と共に帰国してしまう・・・。 始終パッと盛り上がるところはないかわりに、静かで暖かい独特の空気が流れる映画で、感動が後からジワッとくるような優しいストーリー。 真っ直ぐでクリーンな心の持ち主であるマリオを通して、喜びや悲しみ、挫折、裏切りという人間の気持ちがじんわり伝わってくるような気がして、観終わった後にすごい爽快感を味わえる映画。これまで似たような映画は他にない、優れた作品だと私は思います。 マッシモトロイージは確かに激ヤセだったけれど、元々そういう人なのかと思っていました。まさか死が間近だったとは。静かながら魂のこもった迫真の演技は、一見の価値アリ。 本当にいい映画です。オススメ。 |
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